【半田滋の眼】No16  日米一体化 自衛隊は対中戦線の前面に 20200901

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自衛隊・防衛省取材30年の防衛ジャーナリスト半田滋のクールな解説。
ほとんど注目もされていない、米軍の「兵力デザイン2030」。今や想定される戦争の姿は大きく変わり、対中国戦略を念頭に米軍の配置を見直す大事な新プランです。これが進めば、米軍にとっての沖縄の位置づけには変化が生じ、それだけではなく、日米一体化のさらなるずぶずぶによって、離島に展開する自衛隊が米国の対中戦略の前線を担うことになりそうです。
国会での議論もなく、国民に警鐘を鳴らす報道もほとんどないまま、連れていかれる先にはどんな世界があるのかと不安になります。安全保障政策も、雲の上の「専門家」にお任せではなく、国民が考えて発言することが今一番必要なのではないでしょうか。
収録は2020年9月1日

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