フィリピンで収容されている男4人に逮捕状 うち1人の親族が取材に…(2023年1月28日)

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ANN
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 警視庁がフィリピンの収容施設にいる男4人に対して特殊詐欺事件で逮捕状を取っていたことが27日、分かりました。この収容所の日本人が一連の強盗事件の指示役とされる「ルフィ」である可能性が指摘されるなか、逮捕上が出ている男の親族が取材に応じました。多発する強盗事件を受け、今、防犯カメラ設置の依頼が急増しています。

 渡邉容疑者の親族:「(Q.家族で渡邉容疑者について話されることは)ないですね。話にも出さないというか」

 現在、フィリピンの入管施設に収容されている渡邉優樹容疑者(38)。いつから何のためにフィリピンにいたのか、親族すら分からないといいます。

 渡邉容疑者の親族:「(Q.最後に会ったのは)もう何年も前です」「(Q.10年)10年かな」「(Q.連絡は普段)取ってないです」

 渡邉容疑者とは、どんな人物なのか。収容先のビクタン収容所を訪ね、面会をしようと掛け合ったところ、メディアということが分かると門前払いをされました。かなりメディアに対して敏感になっている様子です。

 特殊詐欺事件の容疑で逮捕状が出されているのは、渡邉容疑者ら4人です。4年前、フィリピンで日本人36人が拘束された特殊詐欺事件に関連した窃盗などの疑いが持たれています。渡邉容疑者に関しては2021年5月、フィリピンで不法入国の疑いで逮捕されていたことも分かっています。

 警視庁は、収容中の日本人の誰かが一連の強盗・窃盗事件の指示役だった可能性があるとみています。

 一方、フィリピン政府は。

 フィリピン、レムリヤ法相:「ルフィ?身元を特定したところです。移民局がルフィの身元を特定しました」「(Q.何人か?)現在2人を収容している」「(Q.容疑者は2人か?)いや、収容されている人物が2人いて、そのうちの1人が皆さんが知りたがっている人物だと思う」

 フィリピン当局によりますと、渡邉容疑者と今村磨人容疑者の2人が収容されていて、2人は同じグループに所属し、渡邉容疑者がリーダー、今村容疑者はメンバーの1人だということです。

 一連の強盗事件捜査が進むにつれて「ルフィ」「キム」「ミツハシ」といった指示役もつながっています。

 先週、東京・狛江市で起きた強盗殺人事件でも、押収した携帯電話の解析によって、この事件にも「ルフィ」や「キム」と名乗る人物とのやり取りがあることが分かりました。

 捜査関係者によりますと、中野区の強盗傷害事件で逮捕された永田陸人容疑者の確保時に押収した携帯電話から「ルフィ」や「キム」といった人物とのやり取りが見つかったということです。警視庁は、一連の事件に登場する「ルフィ」や「キム」を名乗る人物が狛江市の事件も指示していた可能性もあるとみて調べています。

 また、中野区の事件では実行役とみられる和野正弘被告も事件前、「キムと名乗る人物とやり取りを繰り返していた」といいます。

 相次ぐ強盗・窃盗事件で、関連が疑われるのは14都府県。そのなかで「キム」と名乗る指示役が関わっているとされる事件は4つ。「ルフィ」や「ミツハシ」と名乗る指示役が関係する事件も増えています。

 フィリピンで収容中の日本人と指示役は同一人物なのか。警察当局は渡邉容疑者らについて、改めて身柄の引き渡しを求めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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