半導体材料大手JSR 官民ファンドによる買収受け入れ(2023年6月27日)

　半導体材料で世界トップシェアの日本企業「JSR」は政府系ファンド産業革新投資機構によるTOB（株式公開買い付け）での9000億円規模での買収に賛同すると表明しました。

　JSRは半導体材料の「フォトレジスト」で世界トップシェアを占めています。

　政府は、経済安全保障上、半導体の供給網を強化したい考えで、産業革新投資機構がTOBで全株式を9000億円規模で買い付けます。

　JSRのエリック・ジョンソンCEO（最高経営責任者）は、「国際競争力をしっかり維持したい」として買収に賛同すると明らかにしました。

　買い付け価格は1株4350円で、買収が明らかになる直前の今月23日の終値に35％上乗せされます。
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