熊本市で撮影されたドライブレコーダーの映像。信号待ちをしている前にバイクが割り込んできます。さらに、その数秒後、バイクを追い掛けるようにやってきた白い車。逃れるように走り出したバイクを追い掛ける形になります。
片側1車線の道路でしばらくカーチェイス状態が繰り広げられるなか、突然、後続車も驚きの声を上げる事態に…。
白い車が追い越し禁止のセンターラインをはみ出して追い越しを掛け、バイクの行く手をふさいだのです。
映像提供者：「車が目の前に割り込んできた時はちょっとびっくりして、その後ああいう形になったのでパニックになった」
熊本市で起きた交通トラブル。バイクを追い越して行く手をふさいだ白い車。バイクは車を避けようとハンドルを切りますが、車を降りてきた運転手はなんと、バイクのライダーの襟元をつかんでバイクごと引きずり倒したのです。ライダーはその後立ち上がり、バイクを起こして車道の端に寄せます。映像では運転手が詰め寄ろうとするところで最後となります。
映像提供者：「あおり運転、周りの人も巻き込む可能性もあるので、そこはちょっと怖いと思いました」
今回のケースは法的にどんな問題があるのでしょうか。交通事故に詳しい弁護士は…。
交通事故に詳しい加茂隆康弁護士：「追い掛けて相手のバイクの直前で急に止まってバイクを止めさせている。危険運転致死傷罪というのが一応考えられる。ただ、適用されるには相手がけがをしたことが前提です。バイクごと引きずり倒していますよね。幸いにもけがをしなかったとしても暴行罪にはあたります」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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