床下に夫婦遺体 逮捕のフィリピン国籍の女“アリバイ”供述か「家探し手伝っていた」【サンデーステーション】(2024年1月21日)

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東京・足立区の住宅の床下から遺体が見つかった事件についてです。
逮捕された女は事件当日のアリバイについて供述をしていることが新たに分かりました

■「家探し手伝っていた」事件当日のアリバイか

(モラレス容疑者)「(事件当日は)フィリピン時代からの友人の男と家探しを手伝っていた」
今月18日、東京都足立区の住宅でこの家に住む高橋徳弘さんと妻の希実江さんの遺体が床下から見つかった事件。翌日、死体遺棄の疑い逮捕されたのはフィリピン国籍のモラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者。捜査関係者への取材で事件当日の行動について新たな供述をしていることが明らかになりました。
(鴇田明信ディレクター)「今月16日、午後8時半すぎ、同居する30代の長男の110番通報によって事件は発覚しました」
(高橋さんの長男)「仕事から帰宅すると両親がおらず、自宅内を確認すると床面に血痕が見つかったので110番しました」
玄関などに複数の血痕が残されており、警察は事件の可能性を視野に捜査を開始。自宅を捜索すると1階の床下収納の中から別々にシートに包まれた状態で発見されました。
(鴇田明信ディレクター)「夫の徳弘さんの身体には十数カ所の刺し傷や切り傷などがあり、妻の希実江さんの体にも数カ所の傷が確認されたといいます」
捜査関係者によると、現場からは被害者宅の物ではない複数の刃物が見つかっており、そのうちの1本には血が付着していました。
(高橋さん夫婦を知る人物)「(希実江さんは)いつも笑っていて、結構優しくしてくれていて、来ると場が和むというか、明るい雰囲気になる人でした。ご主人もめちゃめちゃ明るい人でした。2人ともいい兄貴といい姉貴みたいな雰囲気でとにかく優しかったですね」
この場所に数年前に家を建て30代の長男と3人で暮らしていた高橋さん夫婦。逮捕されたモラレス容疑者との関係とは…
(伊平晃司記者)「警視庁による防犯カメラの捜査や関係者などの聴取から、知り合いのフィリピン人、モラレス容疑者が浮上し逮捕となりました」
高橋さん夫婦の家からおよそ400m、歩いて10分ほどのマンションに暮らしていたモラレス容疑者。捜査関係者によると高橋さんの長男とは以前交際しており、高橋さん夫婦とは数年前から面識があったといいます。さらに…
(鴇田明信ディレクター)「捜査関係者によると、長男とモラレス容疑者との間に数十万円の金銭を巡るトラブルがあり、高橋さん家族は警察に相談をしていたといいます」
去年の秋ごろ、モラレス容疑者に貸したお金が返金されないことから警察に相談、トラブルになっていたことが分かりました。モラレス容疑者は数年前に来日、現在は埼玉県内の病院で看護助手として働いていたといいます。
警察の調べに対し「私は知りません」と否認しているというモラレス容疑者。事件に関し、元警視庁刑事・吉川祐二氏は不可解な点があると指摘します。
(元警視庁刑事 吉川祐二氏)「女性1人で2人を殺害するというと、ほぼ同時でなければ片方に逃げられてしまいます。共犯者という存在があったものと思います。特に55歳の男性の方については十数カ所刺されている、また心臓まで達する傷を刺されていることから力もある程度必要になってくると思う。そのことからもう1人いるとしたら男性である可能性が高いです」
現場周辺には、不審な男の存在が浮上していました。
(鴇田明信ディレクター)「捜査関係者によると、モラレス容疑者の自宅周辺の防犯カメラにはモラレス容疑者と不審な男がゴミ置き場に血の付いた服などを捨てる姿が映っていたといいます」
第三者の男の存在…さらにモラレス容疑者は事件当時のアリバイについてこう供述しているといいます。
(モラレス容疑者)「フィリピン時代からの友人の男と、家探しを手伝っていた」
モラレス容疑者はおととい、福島県内のホテルで身柄を確保されました。捜査関係者によると他に犯行を手伝った仲間がいる可能性も視野に今後捜査を進めるといいます。

1月21日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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