売れ残り食材もリサイクル!注目のエコフィードとは(2021年2月1日)

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ANN
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「もったいない」をなくす、新たな取り組みです。

 神奈川県葉山町。オリジナルのブランド「葉山石井牛」をはじめ、約70頭の牛を育てている牧場「石井ファーム」では、ある“変わった餌(えさ)”を牛に与えています。

 石井ファーム・石井裕一代表:「これは精米の時に出てくる砕米というものです。これを牛の飼料用として飼料会社から購入しています」

 精米の過程で砕けてしまったお米をかまどで煮て柔らかくし、餌として牛に与えています。

 このほか、地元の豆腐店から出たおからや工場で排出されたビールかすも餌として活用。合計15種類を混ぜ合わせた餌を作っています。

 今、行き場を失った食品の利用が注目されています。

 こうしたリサイクル飼料は「エコフィード」と呼ばれ、環境を表す「エコ」と飼料を表す「フィード」を組み合わせた言葉です。

 さらに、牛の肥やしを「牛堆肥」として再利用。キャベツやハクサイ、ネギなど40種類以上の野菜を栽培しています。

 牧場で取れた野菜や葉山牛を使ったお弁当を隣接する直営所で販売しています。

 食品残さを餌として利用して牛を育て、その牛の肥やしを使って野菜を作る。こうして作られた野菜が回り回って最終的に私たちの手元に届いているのです。

 この工場では、より大規模な取り組みが。

 トラックで続々と運び込まれるのは野菜のほか、パンや麺類。スーパーの売れ残りや製造時に余ったものなどの「捨てられてしまう食品」です。この工場には一日に約35トンが運び込まれます。

 ここでは処分される予定だった食品を加熱・殺菌し、液体状の豚の餌を作っています。この餌を食べて育った豚はブランド豚としても販売されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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