本来であれば2月7日までだった10都府県の緊急事態宣言。
その延長で出ばなをくじかれたお店があります。
東京・赤羽のこちらの焼き肉店は9日の開店を前に知人らを招待し、6日プレオープンの営業をしました。
宣言の延長により早速午後8時までの時短営業となります。
(炭火焼肉あかばね 川原武志代表)
「通常だったら8時から11時の3時間、お客さんが入る時間で、これはもう仕方ないことなので」
「12年に1回の丑年の2月9日「ニクの日」に、すごくいいスタートを切りたいなと思ってたんですけど、自分の思い通りにお店がスタートできなかったっていうのが悔しいというか」
また時短営業の協力金の対象とならない企業は宣言の延長で苦しい日々が続きます。
(坂膳 坂巻 比奈子さん)
「全部!?・・・え?全部中止になっちゃったの?」「今中止になっちゃった120食ぐらい」
突然の大量キャンセルに絶句する「仕出し弁当店」。
イベントや集会の規制や自粛が続く中で、売り上げが10分の1以下になったといいます。
しかし同じ食べ物を扱いながら、飲食店とは違い弁当店は1日最大6万円の協力金対象外なのです。
持続化給付金だけではとても足らず、融資500万円を受けました。
ところが・・・。
(坂膳 坂巻 比奈子さん)
「払っていくのは今年の夏以降になっちゃう」
売上げが落ちたまま、返済開始期限が迫っているというのです。
(坂膳 坂巻 比奈子さん)
「仕出し弁当、弁当屋さんとかにも協力金をお願いしたいです」
一方、唯一宣言が解除される栃木県。
こちらの動物園は、緊急事態宣言を受け休園していました。
11日の再開にむけ、新しく仲間入りした希少なホッキョクオオカミのトレーニングが始められました。
2頭とも4歳のメスで、ヨーロッパの動物園からやってきました。
(飼育を担当する 二川原美帆さん)
「これはお客さんにより近くで食べている様子を見てもらうために、こうやって給餌口からあげるんですが、きょう初めてなので」
「ガンという音にびっくりしちゃったので、それにも慣れてもらわないといけない」
そして頭の上の穴から差し出される餌に気づかないのは、「砂漠の天使」ことスナネコの子ども。
隣では、上手に立って食べる子も。
穴に手を入れて催促までしています。
再開にむけ、みんなで練習中です。
(那須どうぶつ王国 鈴木和也 総支配人)
「(非常事態宣言で)去年GWという一番お客さんが多い時期に営業できなかった、その中で生まれたスナネコが私共にとっても救世主です」
今回、栃木県だけが解除されることについて。
(那須どうぶつ王国 鈴木和也 総支配人)
「やはり1都3県のお客様が多いですし、大体(売り上げの)半分くらいは入園料、(再開後も)やっぱりつらいです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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