タコ焼き&明石焼“大ピンチ” 漁獲量10分の1に“激減”店の苦悩(2023年7月6日)

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■漁獲量10分の1に“激減”店の苦悩

 兵庫県明石市の名物「明石焼」。フワフワの生地に歯ごたえ抜群のタコが入っていて、タコ焼きのルーツとも言われています。今、その明石のタコが激減しているというのです。

 国産タコの漁獲量が全国2位を誇る兵庫県。そのなかで明石ダコは2009年の1400トンから、おととしは140トンと約10分の1にまで激減しています。明石焼を提供するお店は…。

 玉子焼てんしん・古志由希店主:「仕入れ値は痛い。ほぼ倍の値段。東二見(明石市)のタコは使えませんって書こうかと思ったくらい」

 なぜここまでタコが捕れないのでしょうか。

■激減の背景に進む「海の浄化」

 東京海洋大学講師・ながさき一生さん:「瀬戸内海の栄養が水が浄化されすぎて少なくなっているのが原因」

 水質の改善によって海の浄化が進み、海の生き物が全体的に減少してきているといいます。

 東京海洋大学講師・ながさき一生さん:「以前は排水がそれほど浄化されずに流されていたが、その中に窒素やリンという栄養が含まれていて、それが海に流れ出ていたのでその分、豊富な栄養が含まれていた。例えば台所で使う水には食べ物の汁が含まれている」

 兵庫県はタコをはじめ、海産物の不漁を解消するために海水に含まれる栄養分を見直す動きを進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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