「雨が今すぐ降らないと…」農業用ダム“供給停止”深刻化する水不足で農作物に影響(2023年8月22日)

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ANN
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水不足が各地で深刻さを増しています。

新潟や秋田ほどではないものの、全国有数のコメどころである福島県。矢吹町の田んぼの土を触ってみると、水分がなく乾いた状態です。今の時期、稲穂には身がついて、重さで、頭を垂れているはずなのですが、立ったままの稲ばかり。なかには黒ずんでしまったものもあります。
コメ農家・安田智司さん:「(Q.あと何日で水が来れば立っている稲が傾く)今すぐ欲しいですね。今、水を入れないと、本当に立った状態のまま終わってしまうのかな。刈ってみたら、実がほとんどついてない状態なのかもしれないし、この状態は、ほとんど米としては、成り立たない状態。品質、収量的にも。雷が鳴って、集中豪雨で降ってくれれば、かなり違ってくるんですけど」

田んぼが乾いてしまったのは、供給されるはずの農業用水が完全に止まってしまったからです。

田んぼから20キロあまり西にある羽鳥ダム。5つの市町村に農業用水を供給していましたが、雨不足で貯水率は2割足らずに。18日、供給を止めざるを得ない状況となりました。

雨不足の被害を受けているのは、コメ農家だけではありません。
梨の代表的品種『幸水』の収穫が始まったばかりです。水分の大半を占める梨。水が足りないせいで、どうしても小さくなってしまうそうです。
鈴木果樹園・鈴木孝一さん:「小粒なんですが、糖度だけは十分、例年よりも強い。ただ、小粒だと贈答用に、なかなかお客さんが買ってくれない。お客さまに『今年は小粒ですが、糖度は十分』とPRしています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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