安倍派幹部の“政治責任”は?会合で答え出ず…派閥からの“離脱ドミノ”も加速【報道ステーション】(2024年1月26日)

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政治とカネの問題に揺れる永田町で、150日間の通常国会が始まりました。ここにきて派閥離脱の動きが相次ぐなど、波乱含みの幕開けとなっています。

◆安倍派幹部の“政治責任”は

岸田文雄総理大臣
「政治とカネの問題を通じて、国民は我々自民党に厳しい目を注いでいます」

派閥の政治資金パーティーの問題をめぐり、所属議員3人が立件。茂木幹事長から「何らかのけじめを考えて欲しい」と求められている安倍派幹部は…。

“安倍派”高木毅前国対委員長
「(Q.今後については)初心に帰って、しっかり仕事をしてまいりたい。(Q.『初心に帰る』とは出処進退を)そういうことではなく、襟を正し、しっかり初心に帰って、国会議員としての職責を果たしてまいりたい」

“安倍派”西村康稔前経産大臣
「(Q.出処進退、ご自身の考えは)会議ありますので」

◆“5人衆”松野氏 ようやく会見

松野前官房長官は26日、1051万円の不記載について、初めて会見を行いました。

“安倍派”松野博一前官房長官
「国民の皆様に大きな政治不信を招いたことに対しまして、心からおわびを申し上げます」

議員辞職や離党は否定しました。

“安倍派”松野博一前官房長官
「今回の事案を受けて、閣僚を辞任いたしました。自分に与えられた課題に取り組んでいくことで、果たしてまいりたいと考えております」

政治責任をどのように取るのか。26日に、安倍派の幹部が集まる会合が開かれましたが、答えが出ることは、ありませんでした。

若手からは、冷ややかな声も上がっています。

“安倍派”福田達夫元総務会長
「(Q.安倍派幹部の責任について考えは)責任はご自身でお取りになるのではないですか。派閥の解体に進めるのが一番だと思います。(Q.国民からも責任を問う声が出ているが)ご自身で決められるのではないですか。求めなくても取るでしょう」

◆揺らぐ派閥『離脱ドミノ』も

瓦解する“安倍派”。一方で、存続の方向とみられている派閥も、穏やかではありません。25日に茂木派からの離脱を表明した、小渕優子選対委員長に続き、派閥離脱の動きが相次いでいます。

茂木派を離脱 青木一彦参院議員
「派閥を私の方から退会し、もう一度見つめ直し、国民の皆さんに自民党をもう一度信じて頂く」

父親は、かつて“参院のドン”と呼ばれ、派内に大きな影響力を誇っていた、青木幹雄元官房長官ですが…。

茂木派を離脱 青木一彦参院議員
「派閥そのものは“昭和の産物”だと思っております。(竹下)登元総理、亘先生、うちのおやじ、小渕元総理含めてですね、平成研究会に対する思いはありますが、やはりここは派閥を退会して、もう一回やり直さないといかんと。(Q.今後、小渕さんなどと連携して、新たな政策集団をつくる考えは)まだそこまでのことは、何も考えておりません。将来的なことは分かりませんよ。政治の世界ですので」

さらに、参議院で自民党の幹部を務める茂木派3人も、離脱の意向です。

その結束の固さから、過去には「一致結束・箱弁当」と例えられたこともある、茂木派=平成研。その足下が揺らいでいます。

“茂木派”自民党関係者
「小渕さんはそのうち、参議院平成研と一緒になって、小渕グループをつくるんだろう。茂木さんにとっては、政治家になってから“初めて”くらいのピンチなんじゃないか」

派閥離脱の動きは、麻生派にも…。

麻生派を離脱 岩屋毅元防衛大臣
「全ての派閥は一度解散をして、更地から新しい自民党を立て直すということが、大事だと思っております。志公会(麻生派)が存続をするということであれば、退会をさせていただくと」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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